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霜と雲海の朝から雲一つない空。
気温 ~ 朝 : -4.4℃  昼 : +0.8℃  夕 : _ _ 

昨日は雲に包まれた一日でしたが、今朝は一変して素晴らしい朝を迎えました。

昨夜から冷え込んだことで周囲の木々や草にはびっしりと霜が付き、雪はないものの辺りは白銀の世界です。

山並みも360℃見えて、南側から北信、北アルプスにかけて濃い雲海、霧氷、朝焼け、日の出、モルゲンロートと盛りだくさんの内容となりました。

悪天候からの回復とあって、未明より沢山のお客様が起きだして来られ、星空から景色まで大忙しで楽しんでいらっしゃいました。

 

霜の降りた朝

 

真っ白に変わったテラスと王ヶ頭ホテル。まもなく日の出を迎えます。

 

ホテルの南側の谷は、ちょうど11日の朝のように雲海が埋め尽くしていました。

富士山を望めば、遠くの山々は朝焼けに染まっています。

昨日空にあった雲は、今朝はひとつもありません。

 

館内はどんな様子でしょう。

 

ホテルの二階にある星のテラスの窓です。

強風が吹き付けた雪が、窓にびっしりついています。

 

こちらは食堂の窓。これから冬の間の名物霜の華がうっすらと出来ていました。

朝焼けが一番鮮やかな頃の撮影です。

 

外の様子はどうでしょうか。

 

6時17分、朝焼けに染まる贅沢なパノラマライン。上空にはまだ金星が輝いていました。

 

美しい今朝の富士山。

 

日の出カフェで暖をとる皆さん。

 

展望テラスで朝焼けや富士山を撮る皆さん。

皆さん思い思いの幸せなひと時を過ごしておられました。

 

やがて太陽が昇ってきました。

 

6時47分、本日の日の出です。

 

朝日の当たる裏側には凍てつく霜の世界。

 

陽の当たる側に出れば、昇りたての太陽から暖かな光線が届きます。

 

北側の広場に行ってみましょう。

 

美ヶ原高原の看板が霜でおおわれてこんな風になっていました。

なかなかいいですね。

 

6時39分、美ヶ原スカイラインの周りの木々は、霜でおおわれて白銀の森と化していました。

その向こうには雲海が広がり、遠くに北アルプスから白馬の山々が連なります。

 

6時50分、今朝のモルゲンロート。

北アルプスの山々が雲海の上にそびえ、朝日を浴びてピンク色の輝きます。

「 今朝って、一年を通してもいいほうでしょうか? 」

「 最高です! 」

 

やがて日が高くなって、

 

7時55分、夜明け頃のロマンチックな色が消えた高原には、霜に覆われた木々が依然真っ白に輝いていました。

 

今日はいい一日になりそうです。

今夜は新月。ふたご座の流星群も沢山見られるでしょう。

 

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《 今日の美ケ原 + プラス 》

12月10日の未明に撮影した北天の周極星です。

 

12月10日 3時42分、北の空。

 

こちらはその解説付きです。

この時間の北の空には、北斗七星が高く上り、反対にカシオペア座は天の川とともに沈んでゆこうとしています。

 

3時47分から15分間の星の軌跡。

ちょうど北極星を中心に置いていたため、きれいな星空のサークルが出来上がりました。

 

~ 宿泊部 関川 ~