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今日も雲の中からスタート。日中は青空が広がる最近のパターン。
気温 ~ 朝 : 13.9℃  昼 : 22.2℃  夕 : 18.3℃

このところ同じようなお天気のパターンが続いています。

夜間から早朝は雲の中に入ってしまい、星空や日の出が見えませんが、午前中から晴れて青空が広がります。

やがて、午後になると次第に雲が多くなる。そんなパターンです。

日中の気温はそこそこ上がり、美ヶ原で22℃ですと日差しの暑さを感じるのですが、それも束の間、夕方には高原の涼しさを満喫することが出来ます。

夕立と雷がないのが夏らしくないところです。

夕立があってひとしきり雨が降れば、空は晴れ上がって星空も見えるのかもしれませんね。

 

朝の様子

 

7時21分、今朝は朝食の前にスカッと晴れ上がり、素晴しい青空が広がりました。

 

7時22分、南館の露天風呂の部分を入れたお馴染みのショットです。今朝も気持ち良さそうですね。

 

今日も雲が増えてきたお昼前。

 

11時09分、展望テラスからの眺め。緑の大地と広がる雲、2つの世界。

 

11時10分、縦位置にして太陽まで入れてみました。

 

11時11分、高原のベンチから大迫力の雲や風景を眺めながら一休みするのもいいものです。

 

今日の写真はこれまで。

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ここからは、昨日の続きです。

 

7月20日、お花のパトロール ~後編 ~

 

一昨日、いつもお花の自然教室で行くコースを、お花の勉強もかねてパトロールしてきました。

この時期の美ヶ原は、次から次に新しいお花が開花してゆきます。

今日は昨日の続きですが、昆虫とお花のコラボレーションを中心に掲載してゆきます。

 

ウツボグサとアキアカネ。

ウツボグサはこの時期の高原の下草を彩るお花で、沢山咲いています。

名前は恐そうですが、ウツボは海のギャングのアレではなく、花穂の形もしくはそれぞれの小花を、弓を入れる籠であるうつぼに見立てたものだそうです。

 

ソバナ ( 蕎麦菜 ) はキキョウの仲間の薄紫色のお花です。

名前の由来は、葉の形が蕎麦の葉に少し似ていることからです。

お花に来ているのはハナバチの仲間です。

 

こちらはコウリンカ ( 紅輪花 ) です。我ながらきれいに撮れたと思います。

 

アザミの花にキアゲハ。

 

あっ、飛び立ちました。夢のようでした。

 

迫力のあるデザインのシシウド ( 猪独活 ) も、花をこうして撮ると繊細できれいですね。

花に来ているのはシダクロスズメバチです。

地元の呼び方ではジバチといい、土の中に巣を作ります。

クロスズメバチは小さな昆虫を捕まえて幼虫の餌にする代わりに、幼虫が出す栄養価の高い液を糧にして活動します。

ところが、高山にいるこのシダクロさんはお花が大好き。成虫は花の蜜や樹液を吸いに来ます。

おとなしいですが、スズメバチの仲間で毒性が強いので、刺されないように気をつけてください。

 

これは豪華なコラボです。マツムシソウ ( 松虫草 ) にウラギンヒョウモン。

マツムシソウはこれから開花のピークを迎える、美ヶ原を代表する美しいお花です。

鹿の食害でずいぶん減ってしまいましたが、王ヶ頭ホテルで保護しているエリアでは、昔ながらの姿を見ることが出来ます。

 

ウラギンヒョウモンは、漢字に直すと裏銀豹紋となります。

羽の表側はヒョウ柄。裏側は白い斑点が多く、遠目に見ると銀色に光って見えます。

 

最後はカワラナデシコ。山に咲いていても、河原撫子です。あしからず。

ちなみにこの時期上高地に行くと、シナノナデシコという本州中部に分布する固有種のお花が沢山見られます。

花びらの形がカワラナデシコほど裂状になっておらず、とてもきれいです。

上高地に行く機会がありましたら探して見てください。

 

好きが高じて、説明が長くなってしまいました。

夏の間、時々お花情報も掲載してゆきます。

 

~ 宿泊部 関川 ~