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強風は収まりましたが、一日を通して雲が多い一日でした。
気温 ~ 朝 : – 9.0℃ 昼 : – 7.5℃ 夕 : – 8.2℃

昨日は午後から風が強まり、夜にはついに雲の中に入ってしまいました。

今朝はそのまま真っ白な雲の中。残念ながら日の出を見ることは出来ませんでした。

気温は-9℃。厳しい冷え込みですが、強風が止んでくれたのがせめてもの救いでした。

周辺を覆う雲にほころびが生じたのはお昼近くになってからでした。

時折雲の切れ間に高原が見え隠れする、そんな状態が夕方まで続いてゆきました。

 

今日の様子

 

昨夜も雪が降っていたようで、ホテルの周りには少しだけふわふわの雪が乗っていました。

 

10時54分、少しずつ雲が切れ始め、ようやくお日様の位置が分かるようになりました。

 

高原の景色は見えたと思えばすぐに雲の中に消えてゆきます。

 

日の出カフェの屋根の上に積もった雪をどけてくれている中島さん。有り難うございます。

 

12時32分、午前中よりさらに周りの風景の見通しが効くようになりました。

 

12時33分、露天風呂のある南側の様子。

 

12時34分、雲さえ切れればこの通り美しい景色も見えてくるのですが、今日は長続きすることはありませんでした。

 

雪上車体験ツアーより

 

ドライバーの大森さんにお願いして何枚か写真を撮っていただきました。( いつもありがとうございます。 )

 

夕日に染まり始めた雲とお客様。

 

美しの塔

 

これは彩雲ですね。見たひとはラッキー !

 

雪上車で出かけた先では、こんな風景があなたを待っています ! !

 

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《 今日の美ケ原 + プラス 》

 

遅くなりましたが、1月5日未明に観察したしぶんぎ座流星群のご報告です。

1月の星空情報にも載せていましたが、三大流星群の一つ、しぶんぎ座流星群が1月4日の夜に極大を迎えました。

とても気まぐれで活動時間の短い流星群のため、沢山見られたり、見られなかったり。

新年早々にあることから、星空案内人にとってはその年の運試しのようなイベントです。

 

今回の観察は極大直後よりも、しぶんぎ座の放射点が高くなる5日の未明に行いました。

 

2024年1月5日 3時41分、北側の広場より見た北天の空。

遠くに長野市、手前には上田市の夜景が美しく輝いています。

この時間には下弦を迎えた月が東の空でおとめ座に寄り添っていました。少し明るめの空です。

 

さあ、この空に星座達を浮かび上がらせて見ましょう。

 

こんな感じです。いくつか見つけられましたか?

流星群の名前にもなっているしぶんぎ座は、現在の88星座には選定されなかった昔の星座で、今の星座の中ではりゅう座とうしかい座の間に位置します。

星空好きな方の中には、りゅう座流星群と呼んでいる方もいらっしゃいます。今年は辰年ですから、りゅう座は今年一押しの星座です。

 

「2024年しぶんぎ座流星群 天翔龍閃」

その後の撮影は45分に渡って行いました。前日に降った雪が強風に乗って背後から吹き付けてきます。

三脚の後ろに弁慶のごとく立ち、体を盾にカメラを守りながら撮り続けました。

この写真はその中の30分を1枚に合成したものです。

 

中央に目を引くのは特大の火球クラスの流れ星です。

撮影している間に、いくつも、いくつもの流れ星を観察できました。

この写真は超広角レンズを使用しているため、普通クラスの流れ星はわずかにしか写らないのです。

 

この後ホテルに戻って、早起きして来られたお客様と星空観察会を行いました。

観察すること約2時間。20個以上の流れ越しを観察でき、新年早々上出来な結果になりました。

今年はいい年になるぞ ! と、喜んでいたのもその日まで。

翌日にはしっかり風邪をこじらせ、ダウンしてしまったのでした。

 

皆さん、冬の夜空は綺麗ですが、無理せず、しっかり防寒対策をしてご覧下さい。

とは言え、星空案内人。三大流星群の当日が晴れとなれば、多少風邪気味でも観察しないという選択肢はないのでありました。

 

~ 宿泊部 関川 ~